2009年10月 8日 (木)

新型インフルエンザの致死率

「神が、居無くなる月」10月となりました。

中学3年生の皆さんにとっては「勝負となる月」のスタートです。
ともにがんばっていきましょう。

新型インフルエンザの、本当の意味での「第一波」が近づきつつあります。

当教室でも、対策の検討を終え、今月の「月報」にてお伝えする予定にしております。

今回はインフルエンザの「危険度」について。

ソ連型/香港型と言われる季節性インフルエンザは、毎年の冬の疾病。
統計によると、この疾病によってお亡くなりになる方が1,000人に1人の割合でいらっしゃいます。

これに対し、今回の「新型インフルエンザ」=豚由来のインフルエンザSwine fluは、この10倍の致死率を持っています。
100人の1人の方がお亡くなりになっています。
そういう意味でいうと、すごく大変な疾病であることに間違いはありません。

しかしながら、
遠くない将来、発生されるとされている鳥由来のインフルエンザBird flu / Avian flu では、現在のところ感染した方100人のうち60人がなくなるという、とてつもなく強力なインフルエンザです。

この鳥由来インフルエンザは、その力の強さから「強毒性」に分類されるのに対し、

季節型インフルエンザおよび豚由来の新型インフルエンザは「弱毒性」に分類されます。

決して楽観してはならない事態ですが、まずは「初期の対応さえしっかりしていれば大丈夫な病気なのだ」という考えのもとに対応していくべきである、と考えております。

当教室でも、そのような考え方のもとに、
「情報は幅広く集め、それに基づいて冷静に判断する」姿勢で、今回の状況に対応していきたいと考えております。

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2009年5月 7日 (木)

連休も終えて

090504024月から始まった「新学期」にも慣れてくるころ。

ゴールデンウィークは、そんな中で溜まってきた「疲れ」を取るのに好都合。

ということで、花田も横浜のホテルに1泊。気分をリフレッシュしてきました。

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と言いたいところですが、そうではなく…。

実は横浜まで出かけたのに、東横線で揺られていた30分で気分が悪くなり、一緒にいったスタッフの坂口・武田両氏と行くはずだったイベントまで行くことができなくなり…。

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横浜駅で、トイレに行ったりずっと座り込んだりを続けて1時間。

結局、「再起不能」を悟り駅前のビジネスホテルに逃げ込んだ、というのが真相で。

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えっ?

原因?

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ゴールデンウィーク前半のころの不摂生と飲酒過多が元凶。

そんなこんなで、武田氏の発言「ひどすぎる」をその間、何度聞いたやら…。

おそらくあの日一日で、人生で聞いた「ひどすぎる」と同じ回数には達しているかと…。

いや、申し訳ないっす。

せっかく、開国博の巨大ロボ見ようと思っていたのに…。

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そんな連休期間。後半は摂生し、見ていなかった映画や「積ん読」していた本を読んだり。

以下、この期間読んだもの・視聴したものをタイトルだけ。

書籍…湊かなえ『告白』/海堂尊『極北クレーマー』/西田宗千佳『クラウド・コンピューティング』/宮台真司『日本の難点』/紡木たく『ホットロード』

映画…『陰日向に咲く』『グラントリノ』『MILK』

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いろいろと考えさせられる作品あり、期待はずれ(?)あり、でしたが、いろいろと考えつつリフレッシュとなったこの休み。

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明日からは摂生を心がけて、また授業がんばっていきます。

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テストが近付いている中2/中3の皆さん、復習をしっかりとしてくださいね。

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2009年4月24日 (金)

畢竟(ひっきょう)国語とは?

ここ数日の、毎月恒例でもある「月報」作成ウィークが、本日無事終了(朝8時30分のことでしたが)
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今月号は高校を卒業したMくんの高校白書と、その高校へと4月に入学したFくんの「幹事長の憂鬱」などをフューチャーした、「豆腐」まつりの様相を。 本日(4/24)より、各授業でわたしていきますので、ぜひご覧あれ。
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ところで、Fくんの記事。 高校受験体験者として、各教科の勉強法を紹介しています(ちなみに私は「凶器」ではない、はず)。
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そこで彼が言っているのは、読解における理解する努力の大切さ。 . 文章を読んだ時、大切なのはその書き手が何を伝えようとしているのか、整理立てて組み立てなおす、という作業。これをFくんは「理解する努力」と言っている。
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国語という教科を担当していると、よく聞かれるのが「国語って、結局カンカクですよね」という諦(あきら)めの言葉か、「どうすれば国語ってできるようになるんですか?」という困窮している言葉。
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別に国語という教科は、マントラ(←わからない人はググれ! 密教なるものの一端がわかるはず。それはまた歴史の理解にも役立ちます)みたいな秘教ではないのだから、理路整然と説明できるものなのです。
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私自身の解釈は、折に触れ授業で言っているので、今回は「受験国語」界のカリスマ石原千秋氏の新著から引用してみることにします。
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受験国語が君を救う! (14歳の世渡り術)
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その名もズバリ『受験国語が君を救う!』(河出書房新社)。 石原氏の指摘というのは、一貫して「国語教育とは、道徳教育である」という一言の中に表れているのだけれど、それを「14歳」=中2・中3向けに言うと次のようになる。
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「受験国語は紙の上の学校だ。だから『良い子』になれば点が取れる。『良い子』になったふりをする方法、教えよう」
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簡単に言えば、「良い子と思われる子」はどんな子であるのか? それを自分の中に想像し、そのキャラに合わせて、問題を解いてみよう、ということだ。
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確かに、そういう側面があるのは間違いない(特に小説の読解)。
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けれど、現場=中学生への国語指導で本当に苦労するのは、小説より、やはり評論=論説。
同書における「言語論的転回」の解説は、これまで読んだどんな中学生向け解説書よりも平易だ。
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赤瀬川原平という人が、<あるものをゴミと見るのは人間だけなので、人間が地球上から消えればゴミも消える>という、そう言われればたしかにそうだけれども、考えようによってはちょっと恐ろしいことを言っている。
しかし、実はこれは哲学的にはすでに「定説」になっていることなのである。それが言語論的転回以降の言語観である。「言語論的転回」とは「コペルニクス的転回」をもじった言い方だ。いま、赤瀬川原平の言ったことを、言語論的転回以降の言語観によって説明してみよう。
言語論的転回以降の言語観を一言で言えば「世界は言語である」となる。僕たちはふつう世界がすでに存在していて、それを言葉によって(言葉を道具として)人に伝えていると考えている。しかし、これは「言語道具説」といういまや古くなった考えなのである。言語論的転回以降の言語観では、僕たちは言葉を通してしか世界を理解することができないと考える。
ただし、この説明は厳密ではない。少し厳密に言えば、言語論的転回以降の言語観においては、言葉の先にモノとしての世界は想定されていない。僕たちはモノそのものに触れることさえできないと考えるのだ。「世界は言語である」と考えるのだから、言葉がすべてだ。妙な言い方をするなら、僕たちが生きている世界はすべて言葉で「汚染」されているのである。その言葉の外には世界はない。僕たちはまるで言葉の世界に閉じ込められているようなものだ。
(『受験国語が君を救う!』91~93ページ)
(ちょっと、難しい話を少しだけ)
この説明は、クリプキの議論に慣れている、大沢真幸の本を読んだことがある、酒井直樹のネーション論を読んだことがある、社会構成主義を学んだことがある、ような人にとっては分かりやすいんだけれど、今まさに「言語の牢獄」(池上嘉彦)の牢獄性を自覚する段階にあたる中学3年生には、まだまだ難しすぎる(もしくは平易すぎる結果、簡単な認知変更にとどまってしまう)。
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畢竟、国語とは何事も深く考え抜くことでしかない。
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まとめ
Fくんは「理解する努力」と言った。石原氏は「…になったふり」の必要性を説く。
実は、言葉は平易だけれど、決して易しいことではない。
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今週の中3-Ⅰコースには、久しぶりに腹が立った。なぜか、「易しいことではない」のはわかっていても、もう少しきみ達ならやれるという「信頼」があったから。その「信頼」を覆されたことへの怒りが、あの最後の30分の講義(抗議?)だった。
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きみは、この石原氏の文章をサッと読んで理解できただろうか?(もちろん不可能だ)
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じゃあ、それを分かろうと何度も読み返しただろうか?
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国語の授業とは、結局「読み返す」「考え直す」その作業が次に通じるのです。
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もう一つ石原氏の著作については、言及したいことがあるのだけれど、それは次々回にて。
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オススメです、石原千秋『受験国語が君を救う!』(河出書房新社)。

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2009年4月14日 (火)

この半年の映画。

半年も更新をサボってしまうと、いろいろと書いていた「恒例ネタ」もメタボ気味に内容がたくさんになってしまいがち…。
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今日は、この半年間に見た映画と寸評をササッと。
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トーキョーソナタ(劇場=チネチッタ/9月、以下同)
2008年の邦画は、(前にも書いたけれども)家族ものの当たり年。
 『ぐるりのこと』『歩いても歩いても』などもあったけれど、その締めくくりとなるのが黒沢清監督のこの作品。香川照之、小泉今日子を中心に「この時代に生きる家族の壊れと再生」を描いています。父が「父親然」としていられない状況、そして母が、子が・・・。すべての「壊れ」からギリギリのところで立ち上がる場所とは、どんな場所なのか、そういうことを考えるきっかけとなった作品でした。
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アメリカン・ティーン(新宿バルト9/11月)
アメリカ・インディアナ州という保守的な場所を舞台に、高校最後の1年間を彼ら/彼女らが、どんな生活を送るのかを描いたドキュメンタリー作品。Killer Bee(紹鴎蜂=学校一のかわいい女の子)からGeeg(オタク)の男まで、数名の生徒にフォーカスを当てたドキュメンタリー版『ビバリーヒルズ高校白書』という態。ただし、その背景には堤美果『貧困大国アメリカ』(岩波新書)などが描くアメリカの貧困×軍隊の問題も描かれたり、「保守的な場所」と革新を求める若者の衝突など社会学的なテーマもあり、興味深い作品です。東京でも単館上映にしかならなかったのは残念。
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青い鳥(チネチッタ/11月)
重松清原作の映画化。重松作品と言えば08年にも『きみの友だち』『その日のまえに』が映画化。これまでにも『疾走』『愛しのヒナゴン』『あおげば尊し』などがありますね。彼の小説というのは、非常に映像的・場面的で確かに映像化しやすい、というか読んでいて、そのシーンが頭の中で再現できるほどの筆力に支えられている、という点に特徴があるのだけれど、一方で、これまでの映画化の多くで見られるように、そんな彼のテクストを映像化すると五月蠅くなってしまう傾向があり、脚本でどれだけ変えるのかに腐心しないといけない小説だと思うんです。残念ながら、『青い鳥』もそういう意味で、原作を超える作品ではありませんでした。
何より、原作と比べて阿部寛はカッコ良すぎのような…。
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ブロークン・イングリッシュ(チネチッタ/12月)
ゾエ・カサヴェテス第一回監督作品。フェミニンな感じと、メローな物語。
決して悪い作品ではなかったのだけれど、それほど記憶に残る映画でもなく…。
たまには、恋愛映画を見たりもします、えぇ。
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ウォーリー(チネチッタ/12月)
ディズニー映画ということもあり、人気を集めたロボットが主人公の小説。
とは言え、子ども映画だからといって侮ってはいけない。近未来の地球(というか、サイバーパンク的な地球)に残されたお掃除ロボットを主人公にし、イヴとの恋愛を縦糸に、現代社会に対するキツイ批評と多くのSF映画からの引用=パロディを横糸にした見ごたえたっぷりのアニメ映画。個人的な08年ベスト・アニメ映画でした。来週にはDVDも販売開始。ぜひ、劇場では見逃した人はご覧あれ。
毛色は全然ちがうのですが、宮崎駿作品にも通ずる、物語の分かりやすさと文明批評の二つが両立している映画でした。
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Young@Heart(シネカノン/12月)
ドキュメンタリー映画。「心は若い」というタイトルが示すとおり、平均年齢80歳のコーラス合唱団を描いた作品。と言っても、歌う曲はパンクあり、ロックありと、本当に「若い」。
作中では、「先週、メンバー○○が天国に召された」などといったことも描かれ、この映画が描く現実が、決して甘いものではないことも伝わるのだけれど、それでも歌う人々の姿には(「泣ける」とかではないけれど)感動と、「スゲーなこの人たち」という驚きをかんじます。ウェルメードなドキュメンタリー作品。ぜひともご覧ください。
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レッドクリフPart1(日劇プレックス/12月)
先日、後編が公開された「赤壁の戦い」をモチーフにした三国志映画。
金城武演ずる諸葛亮の判断は分かれるところだろうなぁ、と。また、劉備はあんなに庶民的(?)だったのか、などと思ったりはしますが、それはともあれ、えんたーティメントとして、難しいこと言わず楽しめばいい作品です。
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Doubt(チネチッタ/3月)
メリル・ストリープ主演の、非常に社会批評的な映画。ダウト=疑惑というモチーフを、社会が激動した60年代のアメリカ=公民権運動における保守/革新の対立を象徴的に取り込んでいる作品。ゲイ・ムーブメントへとつながる流れなどにも言及がされており、今週末公開のショーン・ペン主演『MILK』にもつながる映画。
花田個人の政治的ポジションというのはリベラルなのだけれども、この映画で尼僧/学校長を演じるメリル・ストリープには頑強に新しい波を排除しようとする一方、自分たちの仲間を救う一面も併せ持っていて、新自由主義によって一掃されたアメリカ的な伝統のある保守主義の面目と気概を示している映画とも言えます(そういう意味でC.イーストウッドの新作『グラントリノ』も公開が楽しみ)。
映画そのものは抑制されたトーンで描かれるのだけれど、最終的に「ダウト」/トラスト=信仰のレベルにまで止揚されるストーリーは、緊迫感あふれていました。
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チェンジリング(新宿バルト9/3月)
アンジー主演の実話ベースの映画。
こちらも『ダウト』同様「信(仰)」とは何か? を考えさせられる作品。
世界恐慌の少し前に起きたわが子の失踪事件をどうにか解決しようとするアンジー演じる母親をとらえつつ、そこに当時のアメリカ社会が持っている問題(警察の職権濫用、若年雇用問題など)を炙りだしています。
アンジーと言えば、一昨年の『マイティ・ハート』などでもそうだったのだけれど、「家族」とは何か? 家族であり続けるということは何か? といった主題の映画への参加が目立ちます。彼女自身の生き方とも、すごくつながっているような気もします。今後の彼女の作品にも期待しようと思う作品です。
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ヤッターマン(チネチッタ/4月)
たまにはおバカ映画も見るぞ!ということで、三池崇史監督作品+タツノコプロによつ脅威(?)の実写化作品。
残念なのは、戦闘シーンで最も迫力があったのが冒頭の渋谷(を模したハッチ公前)だったこと。あれだけ、驚異的な力を持っているドロンジョ一味の描き方とかがもっと後半への伏線となっていれば、と思うのですが…。
それから「今週の…」のセリフは面白いのだけれど、それなら、幕開けももっとアニメ版を模した作り方もあったのかなぁ、とは思うんですよね。
けれど、その分を差し引いても面白い作品でした。まず、全体が「バカ」なのと、ところどころで横溢する「エロ」(サソリのシーンは、本当に馬鹿だなぁと思いつつ、見ました)。
これをジャニーズ系映画とだけ考えてしまうのは勿体ない。ぜひ、笑いに行ってみてはよいのでは?
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気がつくと、忙しかったこともあり、10本前後しか半年で見ていなかったのですが、以上この半年に見た映画でした。

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2009年4月12日 (日)

新年度

気がつくと、2009年も3ヶ月が過ぎ、新年度到来。

すっかり、桜がまぶしい、いや、その散り際を感じさせる時期。

気がつくと、花田も半年くらい、このブログをお休みしてしまっていたわけですが、改めて新年度は更新を頻繁に行っていこうと思います。

と、
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こんなことを思ってしまうのも、やはり「新年度スタート」だから。
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巷ではNHK講座のテキストが(唯一といってくらいか?)バカ売れする時期であり、誰もが
「何か新しいことを始めなければ」と思う時期。
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ともあれ、今年も無事、新年度を迎えられた当教室と、お預かりしている子どもたちの学力向上に向けてがんばっていきます。
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でも、正直言うと、この時期はすごくさみしくもあるんです。
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というのも、新年度、新しい環境に向かって巣立っていく卒業生=現高校1年生たちが「心機一転」し、新しい環境で我武者羅にがんばっているのに対して、自分は「同じこと」(とまでは言わないけれど)の繰り返し、とどうしても感じてしまうから。
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以前にも書いたことがありますが、知り合いの元国語教師・現大学院生は「卒業生はどんどん成長していくのに、私だけ同じことを繰り返すことが悲しい」という理由で、国語教師の職を捨て、研究の途へと進んでいきました。
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その気持ちが、今はよく分かったりもします。
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でも、一方で、今の職場で良かったな、と思うこともたくさんあるんです。
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今週は、(新年度開始ということもあり)実に多くの卒業生が現状報告のために訪問してくれました。
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(古い順番に)
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Mくん。
花田がエースにお世話になり始めた、初年度の生徒。
そんな彼も、今や三十路。
苦楽を味わったであろう人生航路を、その穏やかな口ぶりのなかから感じました。
(カテキョの件、がんばってください。国語の指導法についてはいつでもご連絡を!)
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Tくん。
大学付属の高校に進学しながらも、何の因果か大学受験。
その結果、私大の雄とも言える大学に進学したのは、スゴイと思います。
政治やら、経済・ファイナンスやらに関する勉学を積んでいくことと思いますが、いつでも(花田でわかることがあれば)相談に乗りますので、また顔を出してくださいね。
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Oくん
浪人生活スタートですね。来春の「合格している姿」を信じて、がんばれ!
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Kさん
ドイツへの留学が決定したとのこと。
音楽にせよ、近代哲学(カント!)にせよ、その発祥の地で生活できることには、羨望を禁じえません。
それだけ恵まれた環境に入るのだから、ぜひ多くのことを学んでください。
今は、ネット時代。
メールとか、くださいね。
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Mさん
今年は大学受験の年。
予備校選びも迷うところだけれど、来たときに申し上げたように私大シフトで臨むなら、何より3教科の中に「弱点」があったらダメ。まずは弱点克服を確りと。
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Aくん
いつも人なつっこい君も、とうとう高校3年生になったのですね。
君が考えている学部は「梁山泊」ともいわれるほどの難関学部。
合格は一筋縄ではいきません。
でも、その持前のポジティブ・シンキングで乗り越えられるだろうことを祈って止みません。
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(さぁ、そろそろヤヴァイ面々も出てくるが)
Iくん
学校評定が、かなり高得点になったのは何より。
その成績をキープして、高3のときに希望する学部にいけるよう、今年もがんばれ!
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Nくん
進級は果たしたようだが、本当に大丈夫なのかい?
ヤヴァイと思ったら、テストの前に顔を出すんだよ。
そうすれば、何か手伝えることもあるからね。
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Iくん
こちらもまた、進級できて何より。
決して勉強が苦手なわけではないけれど、生活態度(特に遅刻、だよね?)の改善が、やはり高校時代でも大きく影響してくるはずなので、しっかりと早寝早起きの習慣を。
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Kくん
こうやって、君の真新しい制服と(やたらとでかい)サブバックをみると、本当にコイツも高校生になったんだなぁ、と感慨ひとしおです。
君の通う学校の野球部は名門だから、競争も激しいと思うけれど、まずはできるところまでがんばってくださいね。
(ユニフォームの管理はしっかりと!)
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Tさん
あなたが通う学校は本当にいろいろな人がいて、勉強に集中することもできるし、高校生活を楽しむこともできます。きみがこの3年間をどのように過ごすかは、君自身の手に委ねられているわけです。充実した高校生活を!
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と、
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こうやって
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みてくると
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実に多くの卒業生たちが訪れて来てくれていて…
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まぁ、
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負け惜しみではないけれど、
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君らが成長しているのに、負けぬよう自分自身成長していこうと思います。
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在塾生の皆さん、今年もよろしくお願いします。
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以上、今年度ひとつめの記事でした。

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2008年9月 7日 (日)

講評

9月最初の日曜日。

気がついたら、外は大雨。

↓ちょうど、雷が落ちた瞬間の写真。(当教室より)

Thunder.

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二学期が始まった直後で、塾生の皆さんにとっては、夏休みまでの時間の過ごし方とはときの流れが異なるため、まだ体がついてこられていないかも知れません。

実際、今週の授業では結構、体調不良による欠席も多かったし…。

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そんな中、当教室の中学3年生にとってはこの「夏」の学習内容の定着がどれだけ成されているのかを確かめる「学力判定テスト」実施が今日。

その結果については、こちらのページより。

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中学3年生=受験生である「きみ」にとって、今日のテストの結果はどうでしたか?

3教科合計で学年平均113点という、かなり難しいテストだったため、

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「解けた!」

という手ごたえがなく、イライラする瞬間も多かったかも知れない。あるいは、

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「あれだけ夏休みやったのに、これだけの結果しか出なかったのか、自分はやっぱり馬鹿だったのか…」

と感じてしまうかも知れない。

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特に、中学3年生ともなり、精神的にもかなり成長してきて、自分を「客観的」(?)に見ることが出来るようになると、「そうか、やっぱり自分は、やはりこの程度だったのか」と思ってしまうことも多くなってしまう。

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でも、そうではない。

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私たちが、今回のテストでこれだけ厳しいテストを課すのは、

  このレベルの問題にも対応できるだけの素地がこの夏休みを通じて成立したから。

  きみが志望する学校のランクを考えると、このぐらいの問題が解けるようになってほしいと考えているから。

  (最も大切なことだけれど)どんなに難しい問題であっても、かならず解ける問題はある。そういう問題をコツコツと解き点数を積み重ねることを体験してほしいから。

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ここから、入試までの25週間。

今日のテストがうまくいった人は、うまくいったからこそ、さらに学力を伸ばせるよう失点した部分の再確認を早急に。

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そして、

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今日のテストがうまくいかなかった人は、むしろここからがチャンス。

自分が「わかったつもり」でいた部分が、本当は「わかっていなかった」ことを理解するいい経験をしたから。

それがわかったのなら、あとはその部分を改めて確認すればいいだけ。

そして、覚えなおす/理解しなおす作業を通じて、

「わかったつもり」を、「確かにわかって、自分で使いこなせるようになる」段階になっていけばいい。

その作業を、これから25週間続けていったら、どれだけ学力が伸びると思いますか?

きっと、今の学力状況からは予想もつかないような伸び方をします。

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だから、

その確認作業をきみが、着実にこなしていくこと。

それがもっとも大事なこと。

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さぁ、9月=二学期の始まり。

(ちょっと前のエントリーにも書きましたが、繰り返しましょう)

「夏」に学んだことを、「実らせる」のが、この秋です。

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一歩一歩歩んでいってほしいと思い、これからも指導していきます。

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2008年9月 6日 (土)

夏映画

この夏休み、毎年のことではありますが、受験生の担当者として体調管理・授業の予習・教材案の勘案などを行ないつつ、過ごしました。

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今日は、そんな中で、7月・8月と休みの時間をうまくぬって鑑賞してきた映画についての感想を短めに。

ぐるりのこと公式サイト/チネチッタ川崎にて)

Gururinokoto_1_1b 佳作を作り続ける監督、橋口亮輔の最新作。

大好きな監督の作品ということもあり、公開後、すぐに鑑賞。

これまでの彼の作品では、いわゆる「普通」から少しズレた人たちがそれでも必死になって生きていく姿を描いていたのですが、今作品では、そんな彼のストーリーが少しだけ逆転し、「普通」だと思っていたのにズレていってしまう、そんな悲哀を(ときにユーモラスに)描いた作品であったと思います。

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あえて難点を挙げるのならば、ちょっと90年代風俗を盛り込みすぎたのではないか? そのために一部の描写が定型的になりすぎていたのではないか? という疑問があるのですが、全体としては(特に主演の木村多江の演技には)すばらしいものがあると感動させられました。

ケンカのときに、鼻をなめるシーンとか、何気ないことを何気なく描き、日常のよさを演出している。

スゴイと思います。

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『ハッシュ』が、これまでの最高傑作だったと思っていましたが、この『ぐるりのこと』は、それに比するぐらいの作品。ぜひご覧あれ!(って、もうすぐ

DVDとかになってしまう時期ですが…)

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歩いても歩いても公式サイト/チネチッタ川崎)

Aruite 『誰も知らない』の是枝監督の最新作。

『ぐるりのこと』が夫婦を中心とするホームドラマだとすると、こちらは親子を中心とするホームドラマ。細かい説明は割愛しますが、父親と息子、母親と息子、母親と嫁、母親と娘といった、それぞれの関係性の中で「生きる」ことを淡々と描いた作品です。

思い出したのは小津監督の『東京物語』。確かプログラムにも書いてあったと思うのですが、現代版『東京物語』といった風情。特に母親を演じた樹木希林の、一瞬見せる「非日常」的なもの、あるいは、執念。そういったものが「母親」とはどのようなものであるのか、を示しているように感じられた映画でした。

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告発のとき公式サイト/チネチッタ川崎だったっけ…)

Inthevalleyofelah1_large トミーリージョーンズ主演のアメリカ映画。

イラク戦争が、アメリカ国民に与えた傷とは何であったのか?

ベトナム戦争が終結したあとに、『地獄の黙示録』や『プラトーン』などで、「あの戦争」は何だったのか? という問いかけがあったように、これから先、アメリカではイラク戦争とは何だったのか? という問いかけが続々と描かれていくことになると思います。その先鞭をつける映画にして、嚆矢(こうし)となる映画ではないか、と思います。

今年は、大統領選の年。

選挙の争点の一つとして大きく注目されているようですが、かの国の今後を占う選挙の背景の理解として、非常に重たいテーマを描いている映画です。

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スカイクロラ公式サイト109シネマズ川崎)

Sky_crawlers 『うる星やつらビューティフルドリーマー』『攻殻機動隊』の押井守監督作品。

押井作品ということで、一も二もなく鑑賞。

ただなぁ…。何と言うか…。

いや、主題はわかるんですよ。「終わりなき日常」を生きることの背面に貼り付いている苦悩…なのだろうと思うのですが…。

何かピンとこない。スカイクロラが描く主題って、確かアヴァロンやらイノセンスでやっていなかったか? という思いが強く、それを今あえて描こうとする批評性の強さを感じないんですよね。

何か、その主題の設定そのものが90年代的というか…

先祖がえりするわけではないのだけれど、00年代の日常って「終わりなき」ものというよりも、大友克洋『気分はもう戦争』とかに近いような気がするわけですよ。「日常」って思っていたものが、実は崩壊/融解(ゆうかい)していく。そういう感覚の方がピッタリするような気がしてしまい、どうしても入り込むことができませんでした。

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闇の子供たち公式サイト109シネマズ川崎)

Yami 阪本順治監督の作品。

タイを舞台に、人身売買/幼児売春など、目を背けたくなるようなシーンも数多く描かれます。

一応、ノンフィクションの形はとっていますが、ストーリーのベースとなっているのは、途上国で起こっている陰惨な現実。

グローバリゼーションというのは、私たちの「日常」を、全く異なる階層/文化の人々と結びつける様式のこと。

そこには、プラスの側面もあれば、マイナスの側面もある。

いや、むしろマイナスの側面が増大しつつあるのではないか?

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その一方で、その現実に対してどのように対処すればいいのか、あまりにも問題が大きすぎるとき、私たちはその現実にひれ伏してしまう他ないのか?

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そういうことを問いかけてくる映画です。

ぜひ、ご覧ください。

~その他にも、『西の魔女が死んだ』『きみの友だち』『百万円と苦虫女』などを見たこの夏。これらについての感想は次回に~

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2008年9月 4日 (木)

夏も終え

塾生のみなさん、夏期講習おつかれさまでした。

特に「受験の天王山」となる夏を乗り切った中学3年生の諸君。

5週間(夏期講習+短期集中講座)では、約3ヶ月半分にも及ぶ学習内容だったので、大変だったとは思いますが、その分も実りも大きかったはず!

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ちょうど、皆さんに書いてもらっているアンケートなどを拝見すると、そのがんばりがよく伝わってきます。

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「自分がまだまだ甘かったところをしっかりと出来、しかも、新しい単元なども出来て、集中力も増えたように感じた」(男子)

「いろいろ充実していた」(男子)

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というような、建設的な意見もあれば…

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「ぐはっ…!!って感じ」(女子)

「頭の中ぐちゃぐちゃ」(女子)

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といった、苦しみを端的に表現したものも…。

でも、大切なのは、

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「大変だった。各教科まとめきれていないところなどがあるので、その部分をこれからがんばりたい」(男子)

「毎日、朝から晩までやっていたので復習ができなく、ついていけなかった。夏期講習でやったことを、これから整理していきたい」(女子)

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というように、この夏休みにやったことを、9月・10月を通じて、もう一度まとめなおし、自分の血肉とすること。

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ちょうど、今は、たくさんの知識や思考法が頭の中にガーっと入ってきて、それらが頭の中でマグマのようにグツグツと煮えたぎっている状態

でも、「質的な飛躍」(ある段階から一気に変化する段階)のためには、こういうグツグツと煮えたぎるように自分の中に知識を取り込み、それを徐々に、少しずつ整理していく、という作業が大切。

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さぁ、二学期です。

3年生の皆さんに配ったレポートのとおり、ここから「25週間」が合格にいたるまでの残り時間。

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ともにがんばっていきましょう。

サポートはしっかりしますので!

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2008年8月 8日 (金)

夏の思い出

気がつくと、更新が遅れに遅れ…

数名の方ではありますが、毎日のように訪問されていただいた方、すいませんでした。

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たくさん理由はあるんですけれどね…

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一番大きな理由は悪名高きOS=Vistaマシンのせいなのですが、それはまたそのうち。

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塾生の皆さんは、夏期講習・前期おつかれさまでした。

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特に中学3年生

一日5時間(そして、そのほとんどの授業が1~2時間延長…)という長丁場の授業、お疲れ様。

学校にいる時間とほぼ同じくらいではありますが、いつもならぼんやりと過ごしている学校生活と同じ時間を集中して勉強に取り組むとどれくらい疲れるのかが分かったことと思います。

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各科とも中学3年間の総復習+入試レベルの問題演習が続くので、大変だとは思いますが、

高校受験が終わったときに「あの時に、もっとやっていればよかった」なんて後悔することがないよう、体力の限りを使って、授業に取り組んでくださいね。

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そんな中学3年生=受験生の取り組みを見ていると思い出すのは、遡(さかのぼ)ること十数年?前の自分自身の受験(大学受験)の時の思い出。

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九州の果ての一介の高校3年生だった花田は、(東京の大学へと進学していた父の勧めもあり)都内の大学を志望。

九州の公立高校の場合、予備校さながらに無償で「夏期講習」もしていただけていたので、本当はそちらに出てもよかったのですが、やはり授業の内容は地元国立大学合格を目指したカリキュラム…。

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関東圏の私立文系を考えていた志望状況からすると、ちょっと内容が異なる…

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というわけで、多くの受験生が選択するように都内の予備校の夏期講習に参加することに。

しかも、「集団行動」がほんっとーに嫌いだった高校生だったにも関わらず、その予備校の寮(門前仲町にありました)に短期入寮しての受験勉強…。

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今や、生徒相手にエラソーなことも言っていますが、自分自身のあの頃を振り返ると…

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いや、ほんとーにキツかったです。予備校の夏は。

もちろん、英語・現代文・古文どの授業も大変だったし、その復習と次の講義に向けた予習も大変ではあったんだけれど、それより何より「寮生活」の厳しさ…。

毎日、決まった時間内に食事・入浴・洗濯などを済まさなければならないというのが苦痛だったんですよね。

自宅でならば、勉強がはかどっているときには食事も入浴も後回しにして、どんどん勉強すればいい。そして、一息つけるところで、自分のペースでその他のことをするなんて、融通もきく。でも、集団生活の場合、そういうわけにはいかない。

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正直、あの予備校の夏期講習うけるまでは高をくくっていたんですよね。

「もちろん、現役での合格を目指すけれど、万が一ダメだったら、予備校特待生の手もあるし(一年浪人すれば、第一志望はほぼ確実だろう…)」

っていう思いが。

予備校っていうのは、模試の偏差値によって「奨学金」制度を設けていることが多く、一応、その頃の成績は特待生で予備校に入学できる程度にはなっていましたので。

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でも、その考えが甘かったことを痛烈に気付いたんですよね、あの夏に。

「こんな囚人みたいな生活、一年やっていたら自分は崩壊する」と。

あのときは、ほとんど外部の情報とも接触することなく勉強に明け暮れていたんですよね。

だから夏の甲子園で、石川の怪物松井が全打席敬遠で敗退したこととか、あくまで新聞の記事で読むだけだったし。

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カッコ悪いけれど、寮生活二日目には、近県に住む親戚に電話して週末に遊びに行く=寮生活から逃げる算段を立てていました。

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結果的には、そのときの恐怖(?)体験があり、秋~冬と受験勉強に勤(いそ)しんで、第一志望には受からなかったものの、意中の大学のひとつに合格できたので、「浪人時代」をすごすことはなかったんですが、やはり勉強のギアが一つ入れ替わったのは、あの夏の体験があったからこそでは、と思うんですよね。

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受験生のみなさん、今は大変だろうけれど「これまでやったことないほど勉強する夏」っていうのは、後から振り返ると(受験そのものが成功に終わろうが失敗に終わろうが)、大切なこと。

「自分の限界まで(いやなことに)取り組む」というかけがえのない経験ができるからね。

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来週からは、後期の開始、その後には短期集中講座(6日間)もあります。

限界まで取り組みましょう。

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サポートはしっかりとしますので。

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2008年5月 7日 (水)

4月映画

気がつくと、大型連休も終了。

そして、気がつくと、ブログの更新も一ヶ月途絶えてしまい…。

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新学期を迎え、新しい環境での生活を始めた方々も、そろそろ落ち着いてきたことと思います。

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さて、毎月のことではありますが、今回は4月に観た映画について。

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『クローバーフィールド』公式サイト/於川崎チネチッタ

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『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』と『宇宙戦争』を足したような映画。

すでに多くの識者の方が指摘しているように、この映画は「ネタ」そのものにある。

(そういう意味では、低予算ながらカルト的な人気を誇った『CUBE』などと同じ路線ですね/いや、内容的には『食人族』に近いのでしょうが…)

NYにいきなり起こる大災害。

そして、その原因は、どうやら時折見える「何か」。その「何か(やその手下)」の攻撃を掻い潜りながら、愛する女性の救出を目指す…

というのが、この映画の梗概。

この映画のポイントは、いわゆる「カタストロフィ」に対して、一般市民はなす術がないというリアル。

背景にあるのは、9/11に起因する「何だかわからないけれど、私たちは襲われている」という、どうしようもない恐怖感。

ソマリアで今、起きている食糧不足に起因する暴動などを考えても、私たちが如何に無力な存在なのか、そんなことを結果的に考えさせられる映画でした。

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『ビルマ~パゴダの影で』公式サイト/於アップリンクX

そんな私たちが「無力な存在」を感じる最も大きな要因は自然災害。

阪神大震災を背景にした『顔』などの映画で、日本の文脈にもそういうことは置換可能。

同様に、先日のサイクロン被害により(報道によれば)15000人もの死傷者を出したのが現国名ミャンマー。

ミャンマーと名乗る軍事政権の下、どのような政治的抑圧が行われているのかを描くドキュメンタリーが本作。特に少数民族に対する圧政はパゴダ(仏塔)の美しさの影で何が行われているのかを、対照的に描く分だけ、よりつらい。

政府軍/反政府軍とも、対立の克服のために暴力の上に暴力を重ねる地獄…。

そこには、軍産コングロマリットの影を考えざるを得ない(ここまでは映画では描かれないのですが)。

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まずは「知ること」。

美しい光景が流れるほど、悲しさを感じるしかない映画なのですが、今ビルまで何が起きているのかを考えるドキュメンタリーです。

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NAKBA~パレスチナ1948

77260422公式サイト/於ユーロスペース)

上記映画と同じ日に観たのがこの映画。

まず文句。

正直、「映画」というフレームから考えると、やや冗長。

いわゆる盛り上がりがあるわけではないし、ただ淡々と3時間近く映像が流れるのは起きているのにキツイ部分も。

たとえば、『約束の旅路』をはじめとするイスラエル史の最低限の知識がないと、何について語っているのかさえ分からなくなってしまうような部分もあり…。

そういう意味で、非常に鑑賞者を験す作品になっているとは思います。

それでも、

やはり、この問題(NAKBA=パレスチナ人から見た、ユダヤ人侵攻=大虐殺)を鋭く描くドキュメンタリーです。

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『うた魂♪』公式サイト/於川崎チネチッタ)

Info_334_0 『天然コケッコー』で好演した夏帆主演の映画。

舞台は高校の合唱部。夏帆演じる主人公はナルシスティックなほどに、自分が好き。歌っている自分が好き。

でも、そんな姿を好意寄せる生徒会長に馬鹿にされた(ように)ため感じて…。

内容については、以上のような感じ。

ストーリーラインは別にして、夏帆の不細工さの描き方が上手い。

これほど、(前半で)馬鹿そーで、どうしようもないほどに彼女を描こうとした映画も少ないのでは?

ゴリが演じる適役も含め、非常に見やすい映画。

特に最後に歌われる○○8の歌はやはり感動的。

歌うことって、すごいかもしれないと思わせる、青春映画でした。

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『砂時計』公式サイト/川崎チネチッタ)

Title 『うた魂♪』同様、夏帆出演の映画。

すでに原作マンガ、連続ドラマについては、多少なりとも言及した作品ですが、やはり見ていて2時間の尺では短すぎる、という感想。

特に最初の30分は、一体何年分の物語を凝縮しているんだよ!というツッコミを入れざるを得ない。

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むしろ、後半描かれる主人公の心象風景との伏線をいかに描くか、を連ドラの描き方とは違った形で考えるべきではなかったのか?

後半の緊密なストーリーラインを考えると、どうしても前半が残念。

もっと切り捨てるべきところがあったように思うのですよ。

そこが残念でした。

(加えて、この描き方は、引いて観た場合に杏が「調子いい女」に見える部分もあると思うのですよ…)

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でも、見終わったあとに「あぁ、恋愛っていいなぁ」と思わせるのは確か。

心が渇いていると思う方はぜひ。

(心が渇いている花田にはキツイ映画でしたが……笑え、ないか。)

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